ショートストーリー① 冒頭(続けれたら良いなw

 別に誰かを好きにならないといけないとか、好きになりたいとか

あまり深く考えたことはなかった。

そんなこと言っても、初恋なんかは確かにあって

勉強が出来る子。

話が上手な子。

運動の出来る子。

 

なんとなく、その人のことをよく知りもしないのに

好きかも知れない。なんて想いを持ったことはある。

 

 

いつから好きって気持ちを理論(ロジック)で整理しようとしたのだろうね。

 

 

純粋に好きになる。

一目惚れ。

そんなことに憧れたことがないと言えば嘘になるが

現実はそんなに淡く、綺麗な物ではないと

知ったのか、言い聞かせるようになったのは

そんなに昔のことではない。

 

 

 

好きな人と時間を共有して、共存していく。

でも、どうやら

好きであることと

結婚しても、その気持ちがそのままであるのか。

と言うことは別の問題なのかも知れない。

 

そんなことを考えるようになったのも

そんなに昔のことではない。

 

 

よく言う究極の二択で

「顔が好みだけど、性格が合わない相手」

「性格は合うけど、顔がタイプでない相手」

どっちを選ぶ?

なんて常套句だ。

 

どっちか答えろ。

なんて言われても、どっちも大差ないと心の中では想っているが、性格が合う方で。

と言っておいた方が人当たりが良いとか。

顔重視って言った方が恋愛に生きてるとか。

そんな感じの結局どうでもいいことを協議して、暇を持て余しているのだ。

 

そしてそんな話をしていると

結論は大体こうだ。

「自分のことを気にかけてくれる愛情と、不自由無く生活できるだけのお金があればいいよね」

こんな結論になる。

 

話なんてこんな物だ。

はじめはどちらか、二者択一!とかと言ってる癖に

結論は第三、第四の選択肢になっている。

不毛とは言わないが

世の中のことは大体こんな感じの、何が正しいの?

なんて事象ばかりだ。

 

 

そんな感じで、ニヒルに笑いながら話したりして馬鹿みたいにいる自分を

どこかで否定していて、どれでいてどこか肯定している。

そんなうっすい人間が、私なんです。