ショート?ストーリー⑦
私はとりあえず、近くのトイレに向かった。
ご飯を奢ってもらった彼には申し訳ない気持ちもあるが、その場から離れたいという気持ちが強くなってしまった。
もちろんスマホに友人からの連絡なんてのは無い。
適当な言い訳だ。
それでも、彼なら引き止めることはしないだろうという、慢心のような気持ちで出てきた。
個室に入り、少し時間をつぶして
彼がいなくなる事を願っていた。
トイレの個室はふと、考え込むには適しているようで、さっきの少年とのやりとりを頭の中で振り返って、あれ?私、気持ち悪くない?っていうか、怖くない?あれ?やばくない?
なんて、反芻しだした。
なんというか、どうしたんだろ。私。
とか思いながら手で顔を覆っていた。
鏡は見ていないが、顔が熱くなっているような気がした。
程なくして、落ち着いた私はトイレを出て
周囲に彼がいないかを警戒した。
まぁ、近くにいてもストーカーじみてて怖いので、気にしないことにした。
それでも折角外に来たのに、このまま帰るのもなんだか勿体ない気がして、本屋に向かうことにした。
と、言ってもさっきのCDショップと併設しているところなので、結局戻るような形になった。
大変な読書家。なんてことはないのだが
好きな作家さんには、ハマっていくタイプで
その作家さんのコーナーとかがないかを意味もなく見にいくことがある。
基本的小説を読むことが多く。
人間ドラマ系のヒューマンストーリーや、ちょっとしたミステリー要素のあるものをジャンルとしては読む傾向が強い。
なにか面白そうなのないかなぁと、ふわっと向かっていると
CDショップにさっきの彼がいた。
それほど時間が経っているわけではないから、まだいること自体は何もおかしくはなかったのだが
よく見ると、さっきの彼が見ていたアーティストの特設コーナーを見ているようだった。
詳しいアーティストではなかったが
ちょっと興味が出てきた。
今度、先輩にでも借りてみようかと思ったりした。
私は本屋に寄り、好きな作家の本を探した。
見つけてはパラパラと読んだ本をめくって、あーあ。懐かしいと思ったり
まだ読んでいない本に関しては、裏表紙のあらすじをみたり、おんなじようにパラパラとページを捌いて面白そうなシーン。セリフを探して見ていた。
他にもタイトルや表紙を見て
面白そうだと思ったものはおんなじような事をして
買うか買わないか、読むか読まないかを考えたりしている。
そうやっていくつかの本を手に取っては置いてを繰り返していた。
ひとりで身勝手にこうやって時間を過ごすのは嫌いではなかった。
誰の目も気にせず、誰のためでもなく、自分がしたい事を、無意識でする。
そんな、妙な感覚のこの時間が好きなのだ。
そして、程なくして私は一冊の文庫本を手に取りレジへと向かおうとした。
この場に長居するのは、先輩と別れた手前、少し気が引けた。
しかし、しーらないっ!と、
心の中でいい、チェーン店のコーヒーショップにでも行こうかと、考えながらレジへと。
すると、またまた、
たまたまで。
でも、当然で
当たり前だけど
あり得ない
出来事。
私がレジに並んでいると
彼もレジに、並んだ。
そんなあり得ないけど、あり得る
嘘だけど本当の出来事が…
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今回は特に面白くもなく
流れの続きをだらだらしてるから
全カットにしたいくらいになったw
まぁでも、打ち込んだから、とりあえずあげたれ!みたいなやけくそな感覚ですw
ちびちびやっていきますわ。
ではでは。
ちなみに。
(営業の、昼飯奢ってくれた人と少年の2人を彼で書いているから、前者を先輩とかにしとけばよかったと思ってるw
今後は先輩表記でいきます!
でてくれば、の話だけどw)
←そもそも名前決めろや!って話w